生け花池坊の水島支部による設立55周年を記念した展示が、水島愛あいサロンで開かれています。
会場には、華道家元池坊水島支部のメンバーが手掛けた87点の作品が並んでいます。
モミジやキクなど季節の花を使い、器も含めて思い思いの形で生ける「自由花」は、池坊のスタイルの一つで、どの作品も個性があふれています。
今年のテーマは「和と美」。
この言葉は、水島支部を設立した山磨祐太さんが大切にしていた言葉です。
原点に戻る意味も込めて、室町時代から続く「立て花」と呼ばれる伝統的な作品も披露しました。
また、小学生から50歳までのメンバーでつくる「青年部」の発足30周年を記念した大作も飾られています。
3つの面を使って縦、三角、円というテーマに沿って立体的に表現した新しい時代の作品です。
また、水島支部のメンバーが指導している倉敷芸術科学大学の華道部による現代風の作品も飾られています。
このほか会場には、初心者向けのミニ生け花体験コーナーを設けています。
材料費500円で、子どもから大人まで気軽に生け花の魅力を感じることができます。
池坊水島支部による花展は、あす26日まで開かれています。