玉野市は、少子化による児童生徒数が減少する中、子どもたちの学習環境を整えることを目的に、検討委員会を設置して小中学校の存続や規模を見直しています。
委員会ではこれまで協議してきた適正規模に関する答申をまとめきのう(26日)、市教育長に提出しました。
答申式では検討委員会の金川舞貴子委員長が玉野市教育委員会の多田一也教育長に答申書を渡しました。
検討委員会では複式学級を解消して教育的な効果がある規模を考えてほしいという去年7月の教育委員会からの諮問に対し、これまで9回にわたって議論を重ねてきました。
検討委員会としての結論は数年先まで見据えた複式学級の解消です。
そのために、答申書には小学校では1学年2学級、中学校では1学年3学級以上が望ましいといった意見が盛り込まれました。
複式学級がある後閑小学校などの統廃合についての具体的な明記はありませんが、複式学級になるのが見込まれる学校は その時点で早急に統廃合に着手すべきであると記され小学校では2028年、中学校では2027年に複式学級になる学校があると見込まれています。
教育委員会では今後関係各所と協力し来年度から実行可能な計画を作っていく予定です。