倉敷市消防局で、特殊消防車両の展示撮影会が開かれ、熱心なファンや家族連れが詰め掛けました。
展示撮影会は、普段触れる機会が少ない消防車両を間近に目にしてもらうことで、消防業務への理解を深めてもらおうと倉敷市消防局が初めて開催しました。
今回展示されたのは、特殊消防車両6台です。
このうち、泡放射砲車は、大量の放水や泡消火液の放射ができ、石油コンビナート火災に備え、平成4年に配備されました。
しかし、今月末(3月末)で、その役目を終えることが決まっており、倉敷の2台を含め全国に3台しかないレア車両の最後の雄姿とあって、県内外から駆け付けた熱心なファンが写真に収めていました。
その他、倉敷市消防局に配備されたばかりの最新車両もお披露目されました。
今月(3月)導入されたばかりの泡原液搬送車は危険物火災に必要な泡消火薬剤の搬送を行うもので、昨年導入された化学消防ポンプ車などとの連携で、大規模火災に対応できる最新の装備や機能を備えた車両です。
また、ブースでは、消防隊員が各車両の役割や活動、訓練の様子をスライドを使って紹介したほか、住宅用火災警報器の設置のお願いなど、防火への協力を呼びかけました。