倉敷市が災害への対応を強化するために整備する防災危機管理センターの工事が市役所の敷地内ではじまりました。
工事が行われる倉敷市役所の北側、屋内駐車場の隣で安全祈願祭が行われました。
工事に携わる業者と伊東香織市長はじめ市の関係者あわせて31人が出席し、工事の無事を祈りました。
防災危機管理センター棟は鉄筋コンクリート造り地上3階建て、延べ床面積約5300平方メートルの規模で建設します。
現在別々の建物で業務を行っている防災危機管理室、消防局、水道局をセンターの建物に集約します。
本庁舎への連絡通路も設け、災害が起こった時これまで以上に各部局が連携できるようにします。
免震構造を取り入れ、100年に一度の洪水でも水に浸からないよう、災害対策本部の部屋は2階に、電気機械設備は3階と屋上に設置します。
建物の工事は今年9月ごろから本格的に始まり、来年12月に完成する予定です。
倉敷市は、防災危機管理センターの整備に合わせて、築40年を超えている本庁舎の長寿命化にともなう改修工事も今年度中に着手します。
建物周辺のタイル張り替えなども行い、バリアフリー化を進めます。
防災危機管理センター棟の整備とあわせた総事業費は72億7900万円を見込み、すべての完成は3年後の2026年度末を予定しています。