総社市は6月定例市議会で、自家用車で高齢者の移動手段を確保する新たな地域交通を検討していくための費用などを含む補正予算案を提案すると発表しました。
総社市の6月定例市議会に提案される一般会計補正予算案の総額は11億9700万円です。
そのうち開会日に議決する先議分は8億6400万円で、国の総合経済対策に基づく給付金の支給にあてられます。
通常分は3億3300万円です。
新たな地域交通対策として、ライドシェアを検討する予算に532万円が盛り込まれています。このライドシェアは、地域主体の共助によるものです。
地域住民が自家用車を運転して高齢者の買い物などを送迎し移動手段を確保します。
利用者は燃料費などの実費相当分を負担します。
車両の管理や予約などは地域で対応しますが、自動車保険やライドシェアの運転手に必要な大臣認定講習、ドライブレコーダーなどの経費を市が負担するものとして予算に盛り込みました。
そのほか、新型コロナウイルス予防接種の定期接種化などの費用に2億4837万円、吉備路アリーナの照明を調光付LED照明に更新する費用に4500万円が予算化されました。
総社市議会は今月14日に開会し、7月4日に閉会する予定です。
また会見で、今年の西日本豪雨災害の追悼式典を行わないと発表しました。
7月6日に玄関ホールで献花と写真パネル展を行います。