岡山県はきょう(13日)、食中毒が発生しやすい高温多湿の気候が続いているとして、県内全域に食中毒注意報を発令しました。
今月10日からきのう12日まで3日間連続で、最高気温が28度以上、平均湿度が66%以上となり、食中毒注意報発令の条件に当てはまったためです。
岡山県では、「食中毒予防の3原則」を県民に呼びかけています。
まず、「菌を付けない」。
生の肉を触ったあとの手洗い、まな板などの調理器具を清潔にすることが大切です。
焼肉をするときは、生肉をつかむ箸と食べる箸を分けましょう。
次に「菌を増やさない」。
食品を10℃から60℃の温度で置いたままにすると細菌が増えます。
調理したものは出来るだけ早く食べ、保存するときは冷蔵庫に保管しましょう。
生食用の魚介類は4℃以下の保存が安心です。
そして「菌をやっつける」。
多くの細菌は、75℃で1分間加熱すれば死滅します。
肉は十分に火を通しましょう。
また、サバやアジなど魚の内臓に寄生するアニサキスにも注意です。
速やかに内臓を取り除き、冷凍または加熱して菌をやっつけましょう。
食中毒注意報の発令期間は、9月末までです。
岡山県によると、去年の注意報発令時期に起きた事例として、素手でにぎったおにぎりを、時間が経ってから複数人で食べたところ、黄色ブドウ球菌による食中毒が発生したということです。
「菌を付けない」、「増やさない」、「やっつける」という食中毒予防三つの原則に注意して食品の取り扱いをお願いします。