出水期に合わせ、倉敷市と国土交通省は高梁川の氾濫による住宅地への浸水を想定した排水ポンプ車の操作訓練を行いました。
訓練には、倉敷市消防局や岡山河川事務所の職員、国交省が災害協定を結ぶ地元の建設業者など約60人が参加しました。
今回は、高梁川が氾濫し住宅地が浸水していることを想定して、倉敷市と国交省が所有する排水ポンプ車2台を使って訓練しました。
排水ポンプ車は、1分間に最大30トンの水を吸い上げ、排水することができます。
先月28日の大雨では、玉島黒崎新町で水路が溢れた際に1台が出動しました。
職員たちは、排水機能が落ちないようきちんと連結できているか、ホースにねじれがないか確認しながら訓練を進めました。
合わせて、夜間の作業で用いる照明車の操作も確認しました。
最大10メートルの高さまで上がり、100メートル離れた場所でも新聞が読めるほどの明るさになります。
この訓練は、消防と国交省の連携を強めるとともに操作方法の確認や車両設備の点検をしようと毎年行っています。
排水ポンプ車の操作訓練は、今月3日に吉井川、5日に旭川でも行われました。