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パワーエックス 玉野の蓄電池組立工場 生産本格化へ 水冷式モジュール電池の試験生産開始

玉野市田井に建設された国内最大級の蓄電池組立工場で、生産が本格化に向かっています。
電気自動車用の急速充電器とあわせて、今月からは新しい蓄電池の生産ラインが試験的に動き始めました。

東京に本社を置くベンチャー企業「パワーエックス」の蓄電池組み立て工場「Power Base」です。
現在30人の従業員が作業に携わっています。
去年8月までに建屋が完成し、11月から蓄電池型の電気自動車急速充電器が生産されています。

3人家族1ヶ月分の電気を蓄えられるバッテリーを備え、2台同時に40分で充電できます。
すでに国内で50基ほど展開されていて、岡山県内では新見市に1基設置されているそうです。
工場では現在、一日2基ずつ生産していて、今後は海外の需要をにらみ、生産ペースを上げる見込みです。
そして、これから生産が本格化するのが、水冷式モジュール電池です。
1個5.5キロのバッテリーを20個つなぎあわせ、一つのパッケージにしたものです。
工場では全長45mの生産ラインを1本敷いて、今月から試験的に動かしています。
熱を冷やし、外に逃がす仕組みを取り入れたこの蓄電池は、パワーエックスが開発中の電気を運ぶ船に載せるほか、バスやトラックでの活用も検討しています。
工場での年間生産能力は3.9ギガワットアワーで、1世帯当たりの一日電力消費量に置き換えると、39万世帯分に相当します。
パワーエックスではこのほか、240世帯が1日で使う電気を蓄えられるコンテナ型の大型蓄電池も開発しています。
会社の売り上げ全体の8割を占めるこの蓄電池は、去年末から同じ玉野市の三井E&S玉野事業所で組み立てを行っていて、10月からは一日当たりの生産台数が増える見通しです。

今後は工場の隣に構えるオフィスや研究室などの建設に着手するほか、来年の瀬戸内国際芸術祭に合わせ工場の一般公開も検討していくということです。

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  • 放送日:2024/07/19(金)
  • 担当者:六路木 謙治
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