今月15日で終戦から79年を迎えます。
倉敷市水島地区にある戦争遺跡・亀島山地下工場を倉敷古城池高校の生徒がガイドする見学会が開かれました。
見学会には、市内に住む小学生と保護者3組が参加しました。
倉敷に残る戦争遺跡を知り、平和について考えてもらおうと見学会を企画したのは、倉敷古城池高校2年の名越 公祐さんと妹尾 光希さんです。
亀島山地下工場は、第二次世界大戦中当時の三菱重工業水島航空機製作所がアメリカ軍からの空爆を避けるために作られました。
標高78メートルの亀島山の地下に1944年の12月ごろから全長およそ2キロのトンネルが掘られた県内最大規模の戦争遺跡です。
生徒たちは、戦時中、多くの成人男性が戦地に赴いていたため、中学生程度の年齢の子どもが劣悪な環境で働いていたことなどを説明しました。
倉敷古城池高校の生徒は、総合的な探求の時間の中で亀島山地下工場についての学習を進め、その課外活動として福田公民館と亀島山地下工場を語りつぐ会の協力を得てガイドツアーを初めて企画しました。
倉敷古城池高校は、今後もガイドツアーを実施したい考えです。