倉敷市華道連盟によるいけばな展が、倉敷市の水島愛あいサロンで開かれています。
ヒマワリとケイトウを組み合わせ季節の移ろいを感じる作品や、砂や枯れ木を使い秋の庭園をイメージしたもの。
会場には池坊や桑原専慶流など倉敷市華道連盟に所属する9つの流派から前期と後期それぞれ103点ずつが展示されます。
倉敷市華道連盟は毎年9月ごろにこのいけばな展を開いていて、「秋」や「涼しさ」をテーマにした作品が多く並びました。
かつては秋らしさを表現するために主に菊が使われていましたが、最近はケイトウなどが取り入れられることも多くなってきているそうです。
こちらは小原流の作品です。
基本的に剣山を使わず、花を生ける技術を駆使して植物の角度や向きを整えます。
小田 桂雅さんは、バショウの葉とナンキンハゼをメインにしたいけばなを手掛けました。
黒く熟したナンキンハゼと大きなものでは50センチほどあるバショウの葉のバランスを取りつつ、赤いグロリオサを指し色にしました。
そのほかにも流派による違いや会員たちの個性を感じられる力作が並びます。
倉敷市華道連盟のいけばな展は、16日(月)まで水島愛あいサロンで開かれています。
前期:13~14日 後期:15~16日