倉敷市立自然史博物館で開催中の特別展に合わせて、市内に生息する水草の観察会が開かれました。
倉敷市立自然史博物館の南西にある用水路で開かれた観察会には、市内外からおよそ20人が参加しました。
自然史博物館では、現在市内の森や草地、湿地などの場所ごとに見られるみどり=植生を紹介する特別展を開いています。
常緑針葉樹林や河原の草地、湿地や水中など7つに分類され、植物の標本を見たり草木の匂いを嗅いだりして地域の自然を学ぶことができます。
観察会は、特別展に加えて身近に生息する植物を実際に見てもらおうと企画されました。
博物館の植物担当の学芸員鐵慎太朗さんが解説しながら倉敷市中央から白楽町に向かって350メートルほどの区間を観察します。
こちらでは、3種類の水草が隣り合って生息しているのが見つかりました。
そのほかクロモと形が似ている外来種のオオカナダモ、県内ではよく見られますが香川県では絶滅危惧I類に指定されているササバモなど合わせて7種類の水草が見つかりました。
今月28日(土)には、鶴形山で常緑広葉樹林の植物を学ぶ観察会が開かれます。※応募は18日(水)から
また、特別展「ぼくらのまちの7つのみどり」は、来月14日(月)まで開催されています。