シスター来日100周年を迎えた清心中学校・清心女子高校で、創立記念行事が行われ、全校生徒が平和をテーマにした巨大アートを制作しました。
清心中学校・清心女子高校創立記念行事では学園の経営に関わったアメリカ人のシスターが来日して今年で100周年であることを記念しアメリカやイタリア・ローマからシスター3人による講演会を開きました。
生徒たちは、シスターから教育を受けられることの幸せや平和のありがたみを学んだあと、「平和」にちなんだ巨大アートを制作しました。
全校生徒約600人が制作したのは、縦12メートル横12メートルの巨大な紙に手形を付ける巨大壁画です。
紙を24分割したものをクラスごとに分けて作業を行ったあと、記念館で紙をつなぎ合わせて一つの作品にします。
生徒たちは指や手のひらに絵の具を付けて、指定された箇所に色を付けました。
紙の余白が目立たないように細かい隙間を指で丁寧に埋めていくのがポイントです。
作業開始から1時間ほどで各クラスの絵をつなげた巨大壁画が完成しました。
作品には聖母マリアの象徴であるユリの花と、ノートルダム清心学園のシンボルであるヒマワリが描かれました。
また、終戦を願ってロシアやウクライナの国旗を加えるなど、生徒たちの平和への思いが込められた作品が出来上がりました。
今回作られた巨大壁画は、来週以降、校舎に掲げる予定です。