玉野市は現在、建設を進めている新しい庁舎について工期の延長と費用を増額する議案を今月開催される臨時議会に提出すると発表しました。
新庁舎の完成は当初、予定していた再来年の3月末から3カ月程度遅れます。
玉野市は、今月12日に開会予定の臨時議会に新庁舎の工事期間を3カ月延長し建設費用を5億600万円追加する議案を提出します。
3カ月の工期延長は、新庁舎建設予定地の土壌に有害物質が含まれていないか調査する期間を要したためです。
調査は既に終わっていて有害物質は検出されませんでしたがこの調査によって新庁舎の竣工は当初の2026年3月末から6月末の予定に延長されました。
また、建物の安全性を確保するため建設費が5億600万円追加されます。
建物の免震機能を当初の計画より強化するため費用が増えました。
ただ、プロポーザルにより市が確保していた予算よりも少ない金額で施工すると提案した工事業者と契約していたため今回建設費が増えてもトータルの予算額70億4000万円は変わりません。
新庁舎の建設予定地では現在、倉庫として使っていた建物の解体作業が進められていて議案が可決されれば来月(12月)から建物の建設工事が始まります。