繊維産業で高い技術を持つ人を認定する「繊維マイスター」の認定式が行われました。
今年度はプレマイスターを含め岡山県内の27人が認定されました。
繊維マイスターの認定制度は、地場の繊維産業の技術継承と競争力強化を図るため、2019年に創設されました。
分野ごとの技能検定試験を受けて一定の水準に達し、品質改善や技術開発に取り組んだことなどの要件を満たした人を認定する仕組みです。
今年度は、高い技術力と後輩を育成する指導力を備えた「繊維マイスター」に8人が認定されました。
制度を運用する倉敷ファッションセンターの河合秀文理事長から認定証とバッジが贈られました。
マイスターの認定は、縫製、染色、加工など、幅広い職種を対象にしていますが、今年度からは生地の裁断を担う職種も認定の対象とし、第1号のマイスターが誕生しました。
このほか、今後後輩を指導する立場が期待される「プレマイスター」には、縫製、パターンメイキング、ジーンズ加工の各分野で19人が認定されました。
今回の認定で、「繊維マイスター」が45人、「プレマイスター」が84人になりました