小惑星探査機が地球に持ち帰ってきた粒子の特別展示が倉敷科学センターで開かれています。
展示されているのは、JAXAの探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」がそれぞれ小惑星イトカワ、リュウグウから採取して持ち帰った惑星の粒子です。
粒子は、「イトカワ」が0.05ミリ「リュウグウ」が2.87ミリと非常に小さいため顕微鏡モニターでの拡大展示が行われているほか、2つの小惑星に材質がよく似ている隕石も展示されています。
「はやぶさ」は、2005年にイトカワに着陸し2010年に地球へ粒子を持ち帰りました。
「はやぶさ2」は、2020年に粒子サンプルが入ったカプセルを分離し地球へ送り届けたあと現在も次の惑星へ向け飛び続けています。
それぞれが持ち帰った粒子を同時に展示するのは中四国で初めてです。
そのほか、2機の軌跡を辿る映像の上映や、粒子サンプルの分析結果などが知れるパネル展も行われています。
イトカワ・リュウグウの粒子サンプル特別展示は12月1日(日)まで倉敷科学センターで開催されています。