玉野市の小中学校を統廃合する計画を受け、八浜中学校区と山田小学校区、後閑小学校区の保護者や住民が内容の見直しを求め、市へ陳情書を提出しました。
玉野市は、学校適正規模・適正配置検討委員会の答申に基づき、今年6月に学校の統廃合計画の素案を発表しました。
5年後の2029年度までに小学校は14校から6校に、中学校は7校から3校に再編する方針です。
玉野市役所には、八浜中学校区の3校2園と山田小学校、後閑小学校の保護者や住民の代表が訪れ、学校の統廃合計画の見直しを求める陳情書を柴田義朗市長と多田一也教育長に提出しました。
陳情書には、八浜中と荘内中、八浜小と大崎小、山田小と後閑小と胸上小の統廃合を見送るとともに、統合再編は保護者や住民から要望があった時に行ってほしいという内容が記されています。
市は、先月から今月上旬にかけて学校規模適正化の計画についての住民説明会を7つの中学校区ごとに行ってきました。
統廃合することで、小学校は複式学級の解消、中学校は1学年3クラス以上とするのを主な目的としていますが、まちづくりなどの面において懸念する声もあがっていました。
八浜中学校区では、市の説明会の後も住民が統廃合に納得できていないことから、PTAが中心となって独自に説明会を開き、意見を集めてきました。
陳情書は、市議会にも提出されました。
玉野市教育委員会は、住民などの意見を参考に統廃合の計画を修正し、来年度から準備委員会を設置していく方針です。