倉敷市内で最も歴史のある酒蔵熊屋酒造で新酒まつりが開かれ、多くの日本酒ファンが楽しみました。
江戸時代、1716年に創業した熊屋酒造で、年に一度開かれる新酒まつりです。
朝から大勢の人が詰めかけました。
日本酒の飲み比べコーナーは、純米大吟醸をはじめ6つの銘柄から蔵元が勧める3種類を500円で試飲できます。
千屋牛の串焼き、イイダコのから揚げ、ソースが香ばしい焼きそば、いまが旬の蒸し牡蠣など、お酒に合うあったかグルメも充実。
訪れた人は舌鼓を打ちながら、地酒の魅力を感じていました。
そして、満足した客が買い求めるのが、このイベントだけで販売される日本酒「寒しぼり」です。
当日の早朝に瓶詰めされたもので、建物の外まで行列ができました。
このほか、徳島県産のウリを酒蔵から出た酒粕に4年間漬けた特製の奈良漬けが販売されたほか、酒粕100%できたての甘酒が来場者に振る舞われました。
朝は氷点下の冷え込みでしたが、去年より多くの人でにぎわい、酒蔵は一気に春の陽気となりました。