倉敷市立短期大学を卒業する学生がこれまでの学びの成果を制作物で披露する卒業修了作品展が開催されています。
会場には倉敷市立短期大学の服飾美術学科と専攻科服飾美術専攻を今年卒業する55人の作品が展示されています。
服飾美術学科にはファッションにかかわるもののほかにマーケティングやアート造形など10のゼミがあり、それぞれの学生が専門に学んできた知識や経験を生かして作品を製作しました。
こちらの高橋楓梨さんの作品は、卒業制作の中で最も優秀な作品に与えられる倉敷市長賞を受賞しました。
和服に興味を持つ人を増やそうと振袖などの着物を3つの洋服にアレンジしています。
空間デザインを学んだ山成淳之介さんは友人から譲り受けたものをカスタマイズしたオリジナルバイク「風」を製作しました。
専攻科2年の長尾博佳さんは2年前にキッチンカーを自作し、移動式のカフェを営業しています。
今回は移動販売車の形態を分析しレポートにまとめたほか街に彩りをもたらす移動販売車を表現する模型を製作しました。
そのほかにもSDGsを意識し着なくなった服をリメイクして作ったものや男女の身体構造の違いを研究しジェンダーレスに着用できるようデザインされたウエディングドレスなど時代の変化に合わせた作品も並びます。
倉敷市立短期大学卒業・修了制作展は2月24日(月)まで倉敷市立美術館で開催されています。