倉敷市は地震への備えとして避難に時間がかかる要支援者を対象に家具の転倒防止器具の取付け支援を今月から始めました。
南海トラフ巨大地震が発生した場合、倉敷市では震度5強から震度6強の揺れが発生すると想定されています。
過去の地震被害では、怪我をした人の約3割から5割が家具などの転倒や落下によるものでした。
地震による屋内での怪我リスクを下げるのに有効とされているのが家具の転倒防止する器具の設置です。
ホームセンターなどで身近なところで購入することができます。
倉敷市は家具の転倒防止器具の取り付を推進するため避難行動要支援者名簿に掲載されている倉敷市民を対象に器具の取り付け作業を支援するサービスを今月から受け付けています。
器具の購入費用は個人負担ですが、市の地域防災推進課に申請することで器具の設置作業を無料で行ってもらえます。
市では各家庭にあった器具選びの相談にのるほか器具を準備することが難しい場合は、有料となりますが、取付作業を行う倉敷市シルバー人材センターで買い物の代行サービスを利用することもできます。
申請は倉敷市の地域防災推進課で受け付けています。
今回の補助は避難行動要支援者名簿に掲載されている人が無料の対象ですが、それ以外の方でも器具の設置に向けた相談も地域防災推進課では受け付けていますのでご相談ください。