切り絵を照らし出す光と影のアート「希莉光あかり」の展示が、あす(9日)から倉敷市の阿智神社で始まります。
阿智神社の境内西側の祈祷殿で行われる作品展。
光を遮った会場に優しく幻想的な和あかりが灯ります。
倉敷市を中心に活動する「倉敷光作所」が手掛ける希莉光あかりは、繊細に切った厚紙と模様に合った和紙を重ね照らし出すものです。
春らしい作品を中心に約20点が展示されました。
こちらは、阿知の藤をテーマにした最新作です。
約250時間をかけ、3日前に完成したばかりです。
「SAKURA」と題された作品は、今年3月に京都府の妙顯寺で桜の開花時期に合わせて展示されました。
作品をじっくり見ると満開の桜の中で気持ち良く鳴いているウグイスや、それを追いかけて木に登ろうとするネコの姿を見つけることができます。
そのほか、東京や愛知など県外の和あかりイベントに出品された作品、台座にこぼれる光や反射も楽しめるものも並び、心安らぐひとときを過ごすことができます。
作品展「希莉光あかりで紡ぐ~光と影、そして衝動~」は、あす9日から22日まで阿智神社の祈祷殿で開かれます。
18日 午後5時からは作家・須山寛子さんのギャラリートークも行われます。
入場料は1000円、もしくは展示に合わせて阿智神社で頒布される希莉光あかりデザインの特別御朱印を提示しても鑑賞することができます。