用水路に転落した女性の人命救助に貢献した倉敷市の男性が倉敷消防署から表彰を受けました。
表彰を受けたのは、倉敷市の会社員津田和紀さん63歳です。
津田さんは、4月8日の午前9時ごろ、倉敷市中帯江の自宅付近で農作業中、幅2メートル、高さ1.6メートルの用水路に車いすの女性が転落して顔から下までが浸かっているのを発見しました。
津田さんは用水路に入り泥にはまって傾いていた車椅子と女性の体勢を整えて、救急隊が到着するまでの応急救護に当たりました。
女性の命に別状はなく、外傷もなかったということです。
倉敷消防署の佐藤雅宣所長は津田さんの勇気ある行動を称え表彰状を手渡しました。
倉敷消防署管内では用水路への転落事故が今年に入ってからおよそ50件発生しています。
2025年1月1日~5月14日現在
消防は水量が増える夏に向けて浅い用水路でも大きな事故につながる可能性があるとして一層の注意を呼び掛けています。