倉敷市は出水期を前に消防や警察などの関係機関と連携して農業用ため池の点検を行いました。
点検には倉敷市の職員と警察や消防、地域の土木員など約10人が参加しました。
倉敷市内には853ヵ所のため池があり、そのうち525ヵ所が決壊した場合に住宅や公共施設などに被害を与える恐れのある「防災重点ため池」に指定されています。
倉敷市では、水の量が増える梅雨の時期を前に毎年各地で関係機関と連携して点検を行っています。
職員たちは、堤防の地面にひび割れがないか、水の量が増えた時に下流に流すための門の役割を果たす洪水吐にごみがたまっていないかを目視で点検していきました。
各地のため池で順次調査が進んでいてきょう(2日)までに崩落などの大きな問題は見つかっていないということですが、昨日、倉敷市内の小学生がため池で死亡した事故が起きていることから倉敷市はレジャーシーズンに向け合わせて注意を呼び掛けています。
倉敷市では大雨の際に危険性の高まる市内619ヵ所の土砂災害警戒区域についても随時調査を進めています。