日本画の秀作新作を集めた「春の院展」の巡回展示が倉敷市立美術館で始まりました。
春の院展は日本美術院が主催する日本画の展覧会で日本画をリードする巨匠から新鋭作家まで多彩な最新作を一堂にみることができます。
会場には日本美術院で最も位の高い同人の作品33点と公募で選ばれた入選作品67点あわせて100点が展示されています。
こちらは春季展)賞(=郁夫賞)に選ばれた作品柏谷明美さんの「冬の花火」です。
命の循環や自分なりの死生観を作品の中に込めたということです。
岡山県からは入選した3人の作家の作品が展示されています。
こちらは倉敷芸術科学大学で客員教授を務めていた井手康人さんの作品「不二」です。
威厳のある富士山の姿を墨だけを使い描いた作品で白をいかに画面に留め情感を出すか筆先の一滴に祈りながら制作したということです。
初日から多くの人が会場を訪れ作品をじっくり鑑賞していました。
春の院展 倉敷展は6日(日)まで開かれています。
・ギャラリートーク
6日(日)午後2時~
・対話型鑑賞ツアー
5日(土)午後2時~
・珈琲と思索の日
4日(金)開館時間中