機械系ものづくり企業が集まる中四国最大級の展示商談会おかやまテクノロジー展が開催されました。
おかやまテクノロジー展は製造業が盛んな岡山県のものづくりの技術をアピールし県内外のメーカーどうしのマッチングの機会を生み出そうと2016年から開催されています。
今年は岡山県を中心に220の企業が販路拡大などを図りAIを活用した機械や電子機器、金属加工や溶接など自社の技術をアピールしました。
会場では少人数でも高品質なものづくりをできるように自動化や効率化をするためのロボットや離れた場所にいてもヘッドセットを付けて図面などを共有できるシステムなど様々な先進技術が紹介されました。
金田コーポレーションは鉄加工製品を手掛ける玉野市の企業です。ブースでは直径1・5メートルほどの大きな焼き芋窯を展示しました。この焼き芋窯は玉野商工高校機械科の生徒と一緒に作り上げたもので、納品の直前にお披露目されました。溶接や金属を曲げる加工など技術が詰まった製品です。焼き芋窯はあす岡山市サウスヴィレッジに納品され12月頃から焼き芋の販売をするということです。
倉敷市の山陽鉄工株式会社は大型で精密なアルミの加工を得意としています。高い技術力と大型の設備で加工したアルミ製品は航空機や列車、ロケットにも使われています。
岡山市の青電舎は害獣対策ロボットを展示しました。AIカメラでクマやイノシシなど害獣を検出、自動で追尾し、威嚇することによって追い払うことができます。多発しているクマによる被害にも有効だということです。
岡山テクノロジー展には県内の大学、高校、専門学校から2日間あわせておよそ2500人の学生が参加しブースで説明を受けました。地元の企業を知ってもらうほか就職活動の一環として進路選択に役立ててもらう目的があります。
おかやまテクノロジー展2025はオンラインでも企業のブースを見ることができます。オンラインでの展示は来月19日(金)まで公開されます。




