新しい年を迎える準備が進んでいます。倉敷市笹沖の葦高小学校では子どもからお年寄りまで3世代が集つまり正月に飾る「お飾り」を作りました。
お飾りづくりは昔ながらの正月文化を次の世代に伝え、地域の交流を深めようと葦高学区で30年前から行われています。会場には、地域の高齢者とその子ども世代、さらには孫にあたる園児や小学生などおよそ250人が参加しました。参加者は、地域の人が、朝から準備した叩いて柔らかくしたわらを何度もより合わせてお飾りをつくりました。作業の中心となったのは長年お飾りづくりを続けてきた地域のお年寄りです。わらのより合わせ方や結び方を実演しながら子どもたちに丁寧に教えていきました。
参加者は足でわらを押さえ2本の束をねじりながらメガネ型のお飾りを作りました。最初は苦戦していた子どもたちも名人たちの手つきをまねたり親子で協力しながらお飾りを完成させていました。
外では、餅つきが行われました。子どもたちは掛け声に合わせて力いっぱい杵を振り下ろしました。つきたての餅はみんなで協力して丸めぜんざいや、きなこもちにして味わいました。
参加者は作ったお飾りに家族や地域の幸せを願い穏やかな新年を迎える準備を進めていました。




