暑い夏の無病息災を祈る行事「きゅうり加持(かじ)」が、倉敷市にある真言宗の寺で営まれました。
夏の野菜・キュウリです。
細長く水分が多いことから、人の体に見立てられます。
厄や病気、心身の穢(けが)れをキュウリに託すと書かれた証文(しょうもん)を巻きます。
そして、体の痛いところや良くなりたいところをキュウリで撫でます。
この行事はおよそ1200年前、弘法大師空海が伝えたとされる真言密教の秘法です。倉敷市二日市にある真言宗の寺・駕(か)龍寺(りゅうじ)では、境内に護摩堂を設けた
2019年ごろから、土用の近い日にきゅうり加持を行っています。
今年は檀家など30人が祈祷に参列しました。富山(とみやま)義(ぎ)賢(けん)住職が読経をして、祭壇に供えられたキュウリに病や災いを封じ込めました。そして、護摩壇に火を灯し、護摩木を投げ入れ、無病息災を祈りました。
最後に富山住職が、不動明王の剣を参拝者の肩に軽く当てて、暑い夏に生き抜く力を授けました。
参拝者の病や厄を封じ込めたキュウリは、あす(21日)の朝、境内に埋めて、病や災いを大地に還すということです。




