岡山県無形民俗文化財指定の赤米の神饌が継承されている総社市新本の本庄国司神社で新年を祝う「年始祭」が営まれました。
旧暦の1月6日にあたる2月15日に行われた年始祭には、氏子や赤米保存会の代表をはじめ、地元の新本小学校の児童などが出席しました。新本小学校の5年生は、「赤米は新本の宝物」をテーマに総合的な学習として伝統の赤米栽培を体験学習しています。祭典では、去年、赤米栽培を学んだ5年が赤米や餅などを神前に供えたほか、新年度から、田植えや、稲刈りなどの赤米づくりに参加する4年生が、玉串をささげ、今年一年の豊作を祈りました。また、吉凶を占う湯立て神事が営まれ、12枚の10円硬貨を投げ入れて赤米の豊穣を祈りました。さらに、清めの儀式では、宮司が釜の湯を笹の葉ですくって参列者にふりかけ、今年一年の幸福を願いました。年始祭では、赤米の甘酒も振る舞われ新しい年の初めを祝いました。【インタビュー】本庄赤米保存会代表黒瀬孝一さん




