梅雨や台風シーズンを前に、玉野市は土砂災害の恐れがある危険箇所を点検しました。
玉野市では、3年前から市内の福祉施設付近にある土砂災害危険箇所を点検しています。
今年は八浜地区と長尾地区にある2ヵ所を見て回りました。危機管理課の職員と、
消防、警察関係者など10人が福祉施設の裏山や、砂防ダム付近にある渓流の現状を確認。
地滑りや土砂崩れなどに直結する危険な場所がないか調査を行いました。
2年前の6月に土砂災害防止法の一部が改正され、土砂災害警戒区域内の福祉施設や学校などの管理者には避難確保計画の作成や避難訓練の実施が義務付けられています。
危機管理課の職員などは点検で訪れた施設の管理者に、土砂災害が発生した場合は建物の高い場所へ施設利用者を避難させられる体制を整えるよう、呼びかけていました。
現在、玉野市内の32の福祉施設が、土砂災害危険箇所の近くにあります。
玉野市では来年以降も2ヵ所ずつ、点検を行っていく方針です。