岡山県内のものづくり企業が最先端レベルの技術や製品をアピールする展示イベントが開かれています。
【リポート】(小西陶子記者)
機械系ものづくり企業の展示商談会としては中四国最大規模となるこのイベント。2016年から岡山県が開催していて去年は2日間で延べ1万人あまりが県内外から訪れました。
会場では、県内のものづくり企業が販路拡大などを図ってそれぞれの特徴をアピールします。
精密機器やゴム製品、電子部品など細かい部品から大型の機械まで幅広い分野の技術が集結しています。
倉敷市亀山で機械器具を製造しているダイシン機工は岡山大学と市内の医療用品店の3社で開発中の製品を体験型で展示していました。
かかとに交互に振動を与えることで歩けない人の運動不足や骨粗鬆症の予防などに役立てようとしています。
京都府の電子部品メーカームラタ製作所は普段見ることのない部品の役割をわかりやすくするために製作されたロボットが公開されました。0. 1秒ごとに発信機から送られる赤外線と超音波センサーの技術で倒れることなく、華麗な動きを見せています。
展示されているのは、プロの製品だけではありません。
板金の打ち抜き加工(=パンチプレス)の技術を使った日めくりカレンダーやコルクのスリッパなど学生ならではの柔軟な発想と企業の技術が融合しています。川崎医療福祉大学の学生とゴム加工の日本ケミカル機器は、高齢者や子どもでも落とさないように飲み物を飲むことのできる商品を開発しました。
会場では、こうした若い学生が興味深く話を聞いている姿も多くありました。県内のものづくり企業の技術や製品が一堂に会するおかやまテクノロジー展はあす24日も行われます。
終わり♯