端午の節句にあわせ、倉敷市の植物園でショウブを観察する会が開かれました。
倉敷市浅原の重井薬用植物園です。
湿地に咲いているこの花。
なんだかわかりますか?
本物のショウブについて理解してもらおうと、植物園の片岡博行園長が解説しました。
カキツバタは、植物の分類でいうとアヤメ科になります。
それに似たハナショウブもアヤメ科で、ショウブの仲間ではありません。
また、奈良時代にはショウブがあやめと呼ばれていたことなど、歴史的な背景をたどりながら、参加者が理解を深めました。
さわやかな香りのショウブを風呂に浮かべてしょうぶ湯を楽しんでもらおうと、参加者に園内のショウブをプレゼントしました。
しょうぶ湯は、厄除けやこどもの成長を祈る端午の節句の行事として伝えられています。
なお、園内のショウブやカキツバタ、アヤメなどの植物は、事前に予約すれば見学できます。