岡山県は新型コロナ対策本部会議を開き、病床使用率の急激な上昇を受け、政府が新たに定めた「BA.5対策強化宣言」を出しました。
確保病床使用率は、4日午後5時の速報値で57.0%となり、1週間前と比べて約13ポイント上昇し、第6波のピークを超えました。
また、発生したクラスターのうち高齢者施設と医療機関が占める割合が、約1ヵ月前から36ポイント増加。
入院患者数では、60歳以上が半月で4倍を超えるなど、高齢者の感染割合が増えています。
今後さらに、医療のひっ迫が懸念されることから、県はきょう(5日)岡山県全域に政府が定めた「BA.5対策強化宣言」を出しました。
特措法に基づく要請として、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患がある人などに対して感染リスクの高い行動を控えるよう求めます。
また、施設を含む会食の席では、同じテーブルに4人以下とすること、救急外来や救急車の利用は、必要な場合に限ることなどを要請します。
期間は8月31日までです。
また会議では、きょう(5日)から確保病床数を30床増やすほか、抗原検査キットを発熱外来に配布して医療ひっ迫を防ぐなど、今後の対応を決めました。