倉敷中央病院では集中豪雨による高梁川の氾濫に備え敷地の周囲に止水壁を設置します。
きょう(29日)は、着工を前に起工式が行われました。
起工式には病院関係者や建設関係者などおよそ50人が出席しました。
出席者は玉串を奉納し、工事の安全を祈りました。
止水壁は高さ1.6メートルの鉄筋コンクリート製です。
病院の外周に800メートルほど設置し、人や車両の出入り口合わせて17カ所には組み立て式の止水ゲートを用いて対処します。
止水壁がない場合、集中豪雨による高梁川の氾濫で病院1階の床上が40センチほど浸水するとされています。
災害時でも患者と病院の治療設備を守るため2018年から協議を重ね止水壁の設置を決定しました。
止水壁の総工費は15億円で、来月から着工し、再来年(2024年)5月に完成の予定です。