水島の公害の歴史資料などを展示する資料館が倉敷市水島に開設されました。
資料館は、水島商店街にある「あさがお会館」の中に「みずしま資料交流館」として整備されました。
館内には水島コンビナートの大気汚染をめぐる公害の訴訟資料や水島コンビナートの始まりでもある三菱重工業の水島航空機製作所が整備されるまでの写真など約6300点の資料が展示されています。
15日のオープニングイベントでは地域の人や関係者が招かれ資料の説明が行われました。
戦後になってから水島コンビナートは鉄鋼や石油化学など日本の産業を支える企業で発展した一方、大気汚染が発生しこれにより地域住民約4000人が呼吸器の病気を引き起こした公害の歴史があります。
会場を訪れていた伊達和市さんも水島の公害患者の一人で、この資料館の重要性を感じています。
この資料館は水島の歴史を多くの人に知ってもらおうと地域の環境再生やまちづくりを進めている「みずしま財団」が整備しました。
資料館は地域の交流スペースとしても活用する予定で平日の午前8時半から午後5時まで誰でも利用することができます。




