総社高校家政科の3年生が、お世話になった先生に感謝の気持ちを込めた弁当を作りました。
高校生活3年間の集大成として弁当作りに取り組むのは、総社高校家政科の3年生40人です。
こちらはブリのみぞれ焼き。
しょうゆベースの甘辛いたれをしっかりと絡ませています。
巻き寿司は2種類を作りました。
伊達巻きはシイタケ、キュウリ、ニンジンが入った本格派。
もう一つは、タラコで色付けした酢飯が目を引きます。
最も調理に時間がかかった茶碗蒸しは、表面に泡ができないよう気を使いながら蒸します。
カツオと昆布でとったダシの香りが生きています。
できた料理は、およそ60個の弁当箱に、手分けして詰めていきました。
おかずは全部で24種類。
すべて生徒たちがレシピを考え、これまで学んだ調理技術を生かしたものです。
完成した「おもてなし弁当」が、こちらです。
二度揚げでパリッとした食感を出した揚げ物は食べ応えがあります。
梅の花を象った煮物や飾りを施したかまぼこなど、晴れの門出をイメージする、にぎやかな弁当になりました。
さっそくお世話になった先生に届けます。
弁当にはメッセージカードを添えて、生徒たちが感謝の気持ちを伝えました。
もちろん、お弁当はこの先生にも届けられました。
豊田晃敏校長です。
生徒の成長を感じながら味わいました。
弁当作りでは、食材のロス削減も目標にしています。
調理の途中で出た野菜の切れ端などを集めて、豚汁を作りました。
弁当の余ったおかずも合わせて、家政科の生徒たちがおいしくいただきました。