兵庫県出身の備前焼作家、松井宏之さんの作品展示・販売が天満屋倉敷店で行われています。
備前焼作家である松井さんはもともと会社員でしたが39歳の時に退職し、備前焼の世界に入りました。
備前市にある養成所、備前陶芸センターに入り修業を重ね、2006年に独立しました。
これまで国内外で個展を開いていて、今年で築窯15周年を迎えました。
会場には松井さんの新作を中心に約90点が並んでいます。
備前焼は薄いと作るのが難しいと言われていますが、松井さんは普段使いできるように薄くて美しい作品を作ることにこだわっています。
こちらの作品は香川県高松市に在住の漆芸作家、中田充さんとのコラボ作品です。
漆のカラフルな色合いが特徴で、飲み口が薄いことから口当たりの良いビアカップとなっています。
続いてこちらは高さが1メートル近くある一石甕です。
水の貯蔵やお酒や醤油の醸造に実際に使うことができます。
築窯15周年記念備前松井宏之作陶展は今月27日(月)まで天満屋倉敷店4階美術画廊で開かれています。