今月7日までは春の火災予防運動週間です。
玉野市消防団はきょう(5日)、大規模な林野火災に備えようと、遠距離の中継送水訓練を行いました。
訓練は、玉野市田井の深山霊園奥の山中から出火し、「林道深山線100トン水槽」付近一帯で延焼が拡大していることから、水槽の水は使えないという想定で行われました。
訓練には、加茂、後閑、秀天、八浜、胸上、和田の6分団から51人が参加。
和田分団のポンプ車で深山公園内の池から水をくみ上げると、その間に各分団が57本のホースを素早くつなぎ合わせ、中継地点に小型のポンプを設置していきます。
池からおよそ1・2キロメートル離れた出火地点で放水が行われたのは、訓練開始から23分で、去年よりも3分早かったということです。
この訓練は春の火災予防運動に合わせて毎年実施されていて、各分団の連携を深め、効率の良い消火活動を行えるようにし、火災の被害を軽減することを目的としています。
玉野市消防団では今月1日から来月30日を林野火災防止対策特別強化期間として、毎週日曜日の午前中に管内での広報と山林パトロールを実施しています。