およそ30年前まで倉敷市の茶屋町から下津井をつないでいた鉄道下津井電鉄の車両を保存しているグループがかつて走っていた車両を公開するイベントを開きました。
1990年に廃線となった下津井電鉄の下津井駅跡地で行われたイベントではかつて下津井電鉄を走っていた9両が一般に公開されました。
こちらはオープンデッキになっている「メリーベル号」です。
風を感じながら景色を楽しめる電車として人気のある車両でした。
こちらの「赤いクレパス号」は落書き電車として親しまれ車内には当時の乗客が書いた落書きが今も残っています。
当時利用したことのある人は車両を懐かしみ子どもたちは今ではなかなか見ることができない昔の車両を楽しんでいました。
このイベントは車両の保存活動をしている下津井みなと電車保存会が地元の人に下津井電鉄の歴史を知ってもらおうと企画しました。
また下津井駅跡地の隣には下津井電鉄の資料や当時の写真、車両の部品などを展示する資料館がきょう(12日)からオープンしました。
火曜日を除き毎日開館する予定です。
保存会では今後資料の展示を増やしたり電車まつりを開催するなどして歴史を伝えていきたい考えです。