総社市山手を流れる大溝川でホタルの幼虫の放流式が行われました。
ホタルの幼虫の放流式には地元の小学生や地域住民など約70人が集まりました。
式ではホタルを放流する大溝川や水質や環境によってホタルが減少することなどの説明があった後、幼虫 約600匹と餌になるカワニナ100匹を代表児童などが一斉に放流しました。
大溝川に放流したこの幼虫。
総社市環境水道部の職員が育てたものです。
総社市山手宿の平山地区を流れる大溝川では毎年6月上旬になるとホタルが飛んでいる様子を見ることができます。
しかし、近年水質や環境の変化によって同時に観賞できる数が7〜8匹と20年前と比べて減少しています。
そこで総社市環境水道部はホタルの飛び交う風景を取り戻そうと大溝川のホタルを持ち帰り、産卵のできる環境で育てました。
放流したホタルはうまく行けば5月下旬から6月にかけて見られるということです。
総社市は放流した600匹のうち30匹以上は羽化してほしいとのことです。
総社市環境水道部は今年も6月にホタルの成虫を育てて産卵させて来年も幼虫を放流する予定です。