岡山県は今年度の重要文化財の指定を発表しました。
倉敷市児島の野﨑家別邸たい暇堂と重要無形文化財に漆芸の工芸技法を持つ総社市の塩津容子さんが新たに指定されることになりました。
倉敷市児島味野にある野﨑家別邸たい暇堂の主屋や蔵、大門門柱など敷地内の8棟1対が県の重要文化財に指定されます。
たい暇堂は明治大正期に日本最大の塩田の地主だった野﨑武吉郎が本宅の近くに迎賓館として建てた施設で広大な敷地に上質な近代和風の建築群が立ち並びます。
特に主屋は「百畳の間」と称される大広間があり、和と洋を融合させた近代和風の大規模木造建築として高く評価されています。
また重要無形文化財には総社市の塩津容子さんが漆芸の工芸技術の保持者として指定されます。
塩津さんは漆芸の技法「描蒟醤」という緻密な文様に彩られた作品づくりを行っています。
この技法は故・難波仁斎が創案した岡山県独自の技法で塩津さんは研鑽を積んで「描蒟醤」の技法を習得し、独自の表現で作品を生み出しています。
伝統的でありながらデザイン性が高く日本伝統工芸展でも受賞を重ねていて高い評価を得ています。
今年度の県指定重要文化財・無形文化財はこの他3件あり今回の決定で514件となります。




