来月1日、大原美術館の新館長に就任する三浦篤さんが会見を開き抱負を語りました。
東京大学名誉教授の三浦篤さんは島根県出身で現在66歳です。
東京大学教養学部在学中に当時教授だった現館長の高階秀爾さんと出会い19世紀のフランス絵画を中心に美術史について学びました。
その後、フランス留学を経て東京大学で西洋美術史の指導や日本とフランスの美術交流について研究する傍ら2015年からは大原美術館の理事として作品収集のアドバイスなどを行ってきました。
会見では、館長就任にあたって抱負を述べました。
これまで、20回以上展覧会を企画・開催してきた実績から美術館の垣根を越えた特別企画展の開催や東京大学での講義の経験を生かした教育活動。
さらに国内外の研究者を招いての交流会の開催や論文発表など様々な取り組みを通じて大原美術館を発信と交流の場にしていきたい考えです。
また、2002年から20年以上、館長を務め来年4月に創設される大原芸術研究所の所長に就任する高階秀爾さんは三浦さんについて次のように述べました。
三浦さんは、来月1日から新館長として新たな美術館づくりに取り組んでいきます。