大原美術館が若手作家の支援などを目的に取り組んでいるプロジェクト「ARKO」で今年、招へいされた作家谷原菜摘子さんの作品が完成し、きょう(11日)から公開されています。
お披露目されたのは今年の4月から3ヵ月間、児島虎次郎の旧アトリエ「無為村荘」で制作された作品6点です。
谷原菜摘子さんは埼玉県生まれ、兵庫県在住の画家で2020年のARKO作家として招へいされていましたが新型コロナの影響で延期。
3年の時を経て今年ようやく滞在制作を行いました。
ベルベットを画布にして油彩やアクリル絵の具に加えてビーズや金属粉など、多彩な画材で表現するのが特徴です。
今回制作した作品は、竹取物語をテーマに「新竹取物語」と題していて6枚の絵で1つの物語が構成されています。
竹取物語に出てくるかぐや姫といった架空の存在をモチーフに架空のものと現実のものが織りなす美しさや残酷性などが描かれたストーリーになっています。
また、桃太郎伝説のモデルとされる吉備津彦と温羅の要素もストーリーに盛り込み、実際にリサーチで訪れた倉敷の楯築遺跡の竹や鷲羽山にある松なども描かれています。
この取り組みは若手作家の支援やアトリエの活用を目的に大原美術館が2005年から行っていて、これまで18人の作家が招へいされています。
作品展は9月24日(日)まで大原美術館 工芸館 棟方志功室で開かれています。




