倉敷市出身の映画監督・平松恵美子さんが制作を進める映画「蔵のある街」のパイロット版が完成し、来年からの本編制作開始に向け関心を高めようと上映会が行われました。
「鶴形山で花火を上げたい」倉敷市を舞台にした「つなぐ映画『蔵のある街』」は、主人公の高校生・蒼が友人との約束を果たすため美観地区で花火を上げようと奮闘し、初めは無謀な計画だと言っていた大人たちにも影響を与えていくという物語です。
倉敷市出身の平松恵美子監督が、中学、高校の同級生とともに企画しました。
今月15日、ストーリーをおよそ20分に凝縮したパイロット版の完成上映会が行われ、およそ270人が観賞しました。
平松監督と主要キャストの4人も舞台挨拶に立ち、作品への思いなどを話しました。
この映画は、コロナ禍に各地で行われたサプライズ花火から着想を得て、地元発信の作品で全国に元気を届けようと去年春からプロジェクトを始動しました。
およそ100分の本編制作を前に、作品への思いをより広く知ってもらおうとパイロット版の制作を決め、市民オーディションで募ったキャスト50人以上が参加し、8月下旬に撮影しました。
俳優志望、思いに賛同したなど様々な理由で参加したキャストもパイロット版が本編制作に繋がって欲しいと考えています。
今後は、来年夏から本編の撮影を始められるよう企業などから出資を募っていく予定です。
つなぐ映画「蔵のある街」パイロット版の完成上映会は、19日(木)にも行われます。
また、上映会終了後、公式ユーチューブチャンネルで公開する予定です。