総社市内の全ての小学校区で行う防災訓練が池田小学校区を皮切りに始まり、自助・共助の心得を学びました。
池田小学校区で行われた防災訓練には、池田幼稚園や小学校の子どもたちや地域住民など約100人が参加しました。
子どもから大人までが5つのグループに分かれ、煙が充満したテントの中に入る煙体験訓練や、消火器の使った初期消火訓練など地震災害を想定した初動対応を体験します。
こちらは、地震により重い物の下敷きになってしまった被災者を助ける訓練です。
バールのような長い棒と、木材や雑誌の束などの厚みのあるもの用意し、てこの原理を使って持ち上げ救助します。
池田分館の中では、AEDや応急担架を使った救命救急、テントや段ボールベッドの組み立てを体験し、自分たちで避難所を設営する方法を学びました。
総社市では、これまで1年に1つの小学校区で防災訓練をしていましたが、今年度は初めて、年間を通じて全ての地域で行います。
きょうの池田小学校区を皮切りに来年3月3日までに市内15の小学校区で実施する予定で、住民参加に特化した訓練を通して自助・共助の重要性を再認識し、地域の防災力の向上を目指します。
この日、池田小学校では防災訓練の前に学校から分館への避難訓練が行われたほか、訓練のあとは地域住民による豚汁やカレーの炊き出しが行われました。