倉敷市児島の由加神社本宮で3日、「由加山火渡り大祭」が行われ、参拝者が火の上を歩き自身の願いと無病息災を祈りました。
「由加山火渡り大祭」は、江戸時代から続く「ゆが・こんぴら両参り」とともに、年に一度、香川県の金刀比羅宮のご神火を合わせて行われている伝統行事です。
柴燈大護摩祈祷では、法弓などで穢れを祓ったあとご神火が護摩壇に点けられました。
そして、福山市にある弘元寺の村上泰教住職が般若心経などを唱えるなかで参拝者の願いが書かれた護摩木が次々と投げ込まれていきました。
その後、修験者が熱湯を浴びる熱湯加持の後、山伏が火がくすぶる上を歩く火渡り神事を行いました。
また、参拝客も火渡りに挑み、自身の願いと健康を祈りながら煙が立ち上る火の道を次々と歩いていきました。
「由加山火渡り大祭」は新型コロナの影響で2020年から規模を縮小して行われ、今回4年ぶりに参拝客の火渡りが復活など通常通りの開催となりました。