総社市議会11月定例会が開会し、議長をつとめていた深見昌宏議員の辞職が許可され、新しい議長に村木理英議員が決まりました。
深見議員は議長就任前の今年8月、総社市金井戸に新築移転した病院に対し、自身が経営する会社の代表取締役としての指名で花を贈っていました。
これについて市議会は、公職選挙法違反の疑いがあるとして、議会の政治倫理条例に基づく審査会を設置。
政治倫理条例違反に該当すると判断し、議長辞職を求める報告書をとりまとめました。
深見議員は髙谷幸男副議長あてに議長の辞職願を提出していて、きょう開かれた定例会で許可されました。
その後新しい議長に2人が立候補し、選挙の結果、出席議員22人中11票を獲得した村木理英議員が選ばれました。
村木議員は6期目で、議長は2回目になります。
今回の定例会は、総社市長選挙後はじめての本会議のため、片岡聡一市長が5期目の施政方針や意気込みを語りました。
総社市片岡聡一市長11月定例市議会に提案された一般会計の補正額は10億950万円です。
住民税非課税世帯を対象に、1世帯当たり7万円を支給するための費用4億9000万円が先議分として開会日に可決されました。
また、畜産業者のエサ代高騰を支援する559万円、給食食材の価格高騰による足りない材料費に3542万円などが計上され提案されています。
予算案のほかには、新しい市役所本庁舎の工事費を、およそ5500万円増額する工事請負契約の変更についても提案されました。
総社市議会11月定例会は12月6日から一般質問が行われ21日に閉会する予定です。