倉敷中央高校では福祉科の日のイベントとして視覚障がいのある人を招いて講演会を行いました。
倉敷中央高校では2007年から福祉科の日を設け障がい者への理解や介護の専門職としての知識を深めてもらおうと福祉に関する講演会を行っています。
講演には福祉科の生徒約100人が出席し、講師として生まれつき目に障がいがある武川浩昭さんが招かれました。
武川さんは現在倉敷市に在住していてマッサージ師として働きながら趣味で音楽活動やコーヒー豆の自家焙煎などを行っています。
講演では目がほとんど見えない中での生活を紹介しながら「見えないからこそ手に入れたもの」をテーマにマッサージ師として仕事ができている実態や目が不自由な中での社会との関わりなどを話しました。
生徒はメモを取りながら武川さんの思いを熱心に聞いていました。
また、講演の中で点字ブロックの歩行体験が行われ武川さんが歩く際に気を付けていることを説明した後生徒がアイマスクをして実践しました。
講演の最後には武川さんが自身で作詞作曲したオリジナルソングを披露し、将来福祉の道へ進む若者にエールを送りました。
倉敷中央高校福祉科では2月初旬にきょう(19日)の講演会や授業の成果をまとめた学習成果発表会を行う予定です。