倉敷市を中心にした写真愛好家による「ぐるうぷ・どんがめ」による写真展が倉敷市立美術館で開かれています。
「ぐるうぷ・どんがめ」は倉敷市出身の写真家故・中村昭夫さんを指導者に1967年に結成した写真愛好家グループで、リアリズムを基本に複数枚の写真でストーリーやテーマを表現する組み写真が特徴です。
51回目となる今年の写真展には会員9人による作品が並んでいます。
10枚の植物の写真からなる赤坂光俊さんの「里山の春」は重井薬用植物園で撮影したものです。
マクロレンズを使い可能な限り近くを撮影することでモミジの花やイグサの花など普段は見過ごしてしまうような部分を切り取りました。
そのほか、般若心経を唱える過程をモノクロ写真で表現したものや、錆びついた昭和の車がノスタルジーな作品など、社会の一端をリアルに描写しています。
第51回ぐるうぷ・どんがめ写真展は今月6日(月)まで倉敷市立美術館で開かれています。