西日本豪雨で被災した倉敷市真備町から今年1月の地震で被災した石川県の能登半島へ竹炭を届ける取り組みが行われています。
今年4月にオープンしたB型事業所「こもれびの里 真備作業所」です。
荒廃した竹林から伐採した竹を使ってアウトドア用の炭や料理に入れて使う竹炭、バーベキューで使う竹串などを作っています。
そして、ここで作られた竹炭を今年1月の地震で被災した能登半島へと届ける取り組みが先月から始まっています。
竹炭は、能登で活動する災害ボランティアグループいのりんジャパンを通じて能登半島の中でも津波の被害を大きく受けた珠洲市へと届けられています。
いのりんジャパンが活動する珠洲市飯田町では、住宅の再建を希望する人が多く立て直すためには床下の湿気をとる必要があります。
この湿気を吸収するのに竹炭が使われています。
3回目となる今回はおよそ200キロを準備しボランティアの活動拠点として使えるよう再建を進める民宿などで使われる予定です。
この取り組みを企画したのは真備町で地域おこし協力隊として2年前から活動している吉田大紘さんです。
被災した能登の人たちに真備の特産・竹を使って何かしたいと企画し、いのりんジャパンやこもれびの里の協力を得て取り組みが実現しました。
今回届けられる竹炭はあす(9日)、能登に到着する予定です。
また今後も必要に応じて竹炭の支援を続けていきます。