列車で楽しむ「芸術の秋」です。
水島臨海鉄道で多機能型事業所の利用者が制作した絵画などを掲示する「ギャラリートレイン」の運行が始まりました。
倉敷貨物ターミナル駅に作品を手掛けた岡山市の多機能型事業所「ありがとうファーム」に所属する障害があるアーティスト13人が訪れ、絵画などがプリントされた車内吊りを設置しました。
展示したのは、大原美術館が所蔵する洋画家・古賀春江の「深海の情景」から着想を得た作品です。
ありがとうファームは、連携協定を結ぶ大原美術館の協力で5月に作品を鑑賞し、それぞれがイメージを膨らませ制作に励んできました。
こちらは、土肥ヨシさんの作品です。
呉飛瑶さんは、繊細な切り絵で表現しました。
水島臨海鉄道では、大原美術館と協力して2019年からアートを楽しめる列車の運行を行っていて、去年から「ありがとうファーム」と連携したギャラリートレインの取り組みを始めました。
ギャラリートレインの運行は、今月31日まで行われます。
なお、掲示されている作品の実物は、今月25日に新渓園で展示される予定です。
また、水島臨海鉄道では、きょう(1日)からJR東日本企画が運営する電子スタンプラリーアプリ「エキタグ」を導入しました。
アプリをダウンロードし、倉敷市駅や球場前駅など5ヵ所に設置されている専用タグにタッチするとオリジナルスタンプを集めることができます。
来年1月31日までは5ヵ所すべてのスタンプを集めると記念スタンプがもらえるキャンペーンも行っています。