今年度の倉敷市文化章に、彫刻家の金盛秀禎さんと吹奏楽団指揮者の佐藤道郎さんが選ばれました。
毎年11月3日文化の日に合わせて行われる倉敷市役所での贈呈式には、受章者の金盛秀禎さんと佐藤道郎さんが拍手で迎えられました。
伊東香織市長が、2人の功績を紹介し、今後ますますの発展と活躍を祈りますと祝辞を述べました。
金盛さんは真備町川辺に住む85歳。
総社南高校で美術を指導するとともに、倉敷西小学校前に設置される「夕やけ」をはじめ、数々の彫刻作品で評価を得てきました。
また、約60年前に美術グループ「岡山彫刻会」を創設し、倉敷市の美術文化振興にも寄与してきたことが評価されました。
佐藤道郎さんは、茶屋町に住む74歳。
県立学校で吹奏楽の指導に力を入れてきたほか、1968年に岡山県内で初めての市民吹奏楽団「グリーンハーモニー」を結成。
コンクール全国大会に17回出場するなどの成績を収め、倉敷の音楽文化の発展向上に貢献してきました。
倉敷市文化章は、市に縁が深く、文化の振興に貢献した人の功績をたたえる表彰として1948年から贈呈していて、受章者は今年で82人となります。